月〜金 | 9:00~18:00(休憩13:00~14:00) |
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土 | 9:00~17:30(休憩13:00~14:00) |
休診日 | 日曜日・祝日 |
歯科用CT(Computed Tomography)とは、CT撮 影装置とコンピュータ処理により撮影データを3次元的に構築し、骨の状態などが正確・高精度に診断できる装置のことをいいます。
従来の歯の治療では、レントゲン写真を撮ってお口の状態の確認していましたが、判別が難しかった骨の厚みや密度までも簡単に計測できるようになりますので、より高度な治療が可能になります。
当院では、院内に歯科用CTスキャンを完備しています。
大規模病院などにしかなかった歯科用CTですが、当院で導入したことで、より正確な診断に役立つことはもちろん、経過観察などにおいてもわざわざ大規模な病院へ撮影に行くことなく、撮影から診断までその場で即日行えます。また、必要な時にその都度撮影を行うことができます。
従来のレントゲン撮影では、立体のものを平面(2次元的)にした画像で診断するしかなく、歯根の形や骨の質や奥行き、骨の中に入っている神経や血管の走行が正確に把握できないなどの問題があります。
歯科用CTスキャンであれば、立体的(3次元的)に確認できるようになり、これまでの歯科治療では見ることのできなかった部分まで正確に診断でき治療を行うことができます。
当院では、最新の高性能3次元CT「AUGE SOLIO」を完備しています。
従来の2次元の歯科用レントゲンとは違い、CTでは立体画像で3次元的に確認ができるため、お口の環境や歯の根っこの形態、骨の厚みや骨の幅、正確な血管や神経の位置や距離などお口の中をより細部まで、正確に診断することができます。また、画像を診療チェア横のモニターに映し出し、患者様にもご確認いただいております。さらに、従来との違いとして放射線量は3分の1以下で、安心で安全な治療のご提供を実現します。
インプラントの埋入手術の際に必要とされる周囲骨質、顎骨の状態をはじめとし、歯周疾患治療に必要とされる残存歯根と周囲骨の状態把握が可能です。今までにない専門性の高い診断ができるために、 安全で納得のいく適切な治療ができます。
歯科用CTスキャンの被曝量は医科用の10分の1で安全性は高いです。
当院の歯科用CTは、歯科用CTの中で最も被ばく量が少ない機器のひとつです。
インプラント治療は、顎の骨の診断がとても重要です。インプラント治療の前に骨の状態(骨質や厚み、高さ、形態など)や神経・血管の走行部位の確認、インプラントを埋めた後の位置の確認など、インプラント治療を安全かつ精密に行うために歯科用CTでの撮影画像をもとに、正確な治療計画を立てることができます。
歯周病は、歯を支えている歯槽骨が溶けていく病気です。歯科用CTにより、骨の溶けている程度が正確に確認でき、より効率的に治療を行うことができます。
歯周再生治療とは、歯周病によって失われた歯の周囲の組織を再生させる治療法です。 歯周再生治療の術前術後の骨の状態の確認を行うことで、骨の再生具合を正確に確認できます。
歯の歯根は複数あり、曲がったりして、かなり複雑な形態をしてます。通常のレントゲン写真では正確に歯根の状態を把握することができません。そのため、歯科用CTスキャンで歯根の状態を正確に捉えることで、治療の質を高めることができます。
レントゲン写真では、親知らずの歯がどのように顎の骨に埋まっているか、歯根の形態がどうなっているか正確に確認できないため、神経や血管を傷つけてしまうことがあります。歯科用CTスキャンで診断することで、親知らずの埋まり方、歯根の形、神経や血管との距離など正確に診断できます。
歯根破折は、頻繁に起こりうる可能性があります。しかし、歯根が割れていても骨や歯肉で隠れているため、目で確認することが難しいです。レントゲン写真で診断できることもありますが、はっきりと診断できることは難しいです。歯科用CTスキャンであれば、レントゲンより正確な状態を確認できます。
顎の関節の状態や顎の骨を正確に確認することができます。
CTの撮影にはいくらくらいかかりますか?
歯科におけるCT撮影は以前は保険適用外でしたが、症例によって保険適用される場合は、3割負担で3700円程度です。インプラントや矯正治療に関しては保険適用外ですので、 2万円程度かかります。
CT撮影には時間がかかるのですか?衣服はどうするのですか?
撮影時間は15秒弱です。当然、衣服は着たままで立ったままで撮影できます。
現像にはどれくらいかかるのですか?
当院のCTはデジタルです。ほとんどお時間はかかりません。撮影した直後に診療室内のパソコンに映し出されますので、その場で画像をご覧になることができます。
どういうときにCTを撮影するのですか?
通常のデンタルやパノラマ写真で診断を行いますが、それだけでは正確な診断がどうしてもできないことがあります。根の先に膿がたまっていてなかなか治らない場合、歯周病で骨がなくなっている場合、親知らずや過剰歯があごの中に埋まっている場合、などです。 CT撮影により、確実な診断のもと、より確実な治療を行うことができます。
CTによる被ばくはどれくらいですか?
デンタル写真の10枚分程度ですが、その何倍何十倍もの情報が得られますので、撮影するメリットは十分にあります。
歯科用CT : 0.1mSv / 1枚
パノラマレントゲン(•お口全体が撮影できる大きい写真) : 0.03mSv / 1枚
デンタル(口の中に入れて撮影する小さい写真): 0.01mSv / 1枚
CTは、デンタル写真の10枚分になりますが、その情報量はかなりの量が得られるため、CT撮影するメリットは十分あると考えます。
インプラント、矯正、歯周病などの撮影の場合
両顎撮影 | ¥20,000(税別) |
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1ブロック撮影 | ¥10,000(税別) |
保険治療への撮影の場合は(親知らずの抜歯や根幹治療など)保険適用になります。