皆さんこんにちは。
東京都品川区大井町にある大井町駅前歯科クリニック院長の大倉です。
むせや食べこぼしを予防するためにも、
舌やお口の周りを強化するトレーニングをすることが大切です。
トレーニングは、その人にとって負荷のかかるものを選び、少し疲れるまで行います。
唾液腺マッサージや道具を使って他動的に行うストレッチもオススメです。
①舌のトレーニング
舌は食物を喉に送るだけでなく、食物を飲み込みやすいようにまとめる(食塊形成)など
さまざまな働きをしています。
舌のトレーニングは咀嚼力アップや誤嚥防止に効果的です。
ゆっくりと大きく動かすことを心がけましょう!
『舌をできるだけ長く出す→上唇や下唇をなめるように舌を上下に動かす→口の両端をなめるように左右に動かす』
②頬のトレーニング
頬のトレーニングはしっかりと唇を閉じて行うことで鼻呼吸ができ、
呼吸コントロールの改善にも役立ちます。
準備運動と合わせて、2~3回繰り返し行うとよいでしょう。
『息が漏れないよう唇をしっかり閉じて頬を膨らませる→膨らみに抵抗するように手で頬を軽く押して頬に圧をかける
→手を使わず口をすぼめて頬をへこませてもOK』
③口と唇のトレーニング
唇や口の周りの筋肉を鍛えます。
口唇のまわりの筋肉(口輪筋)が衰えると食べこぼしが増えたり、
口呼吸を誘発したりします。
『口を縦に大きく開ける→口をしっかり閉じる→口を横に引っ張るように開ける→すぼめる』
④パタカラ体操
口の周りや舌の筋肉を鍛えるパタカラ体操は唾液の分泌を促す効果もあります。
大事なのは「パッ」「タッ」「カッ」「ラッ」と1音1音はっきりと発音することです。
それぞれ8~10回ずつを目安に数セット行います。
『しっかり唇を閉じてから「パッ」→舌を上顎にくっつけて「タッ」
→舌の奥に力を入れて喉を締めるように「カッ」→舌の先を前歯の裏につけて舌を丸めるように「ラッ」』
年を重ねてもおいしくお食事をとり、豊かな生活を送っていただきたい、
そのサポートをしたいと当院スタッフ一同思っております。
お家で自分でできるトレーニングと合わせて、
当院での定期検診で健康な口腔機能を保ちましょう!
スタッフ一同、皆様のご来院を心よりお待ちしております。