フレイルとオーラルフレイルの関係

皆さんこんにちは。

東京都品川区大井町にある大井町駅前歯科クリニック院長の大倉です。

 

みなさんは『フレイル』という言葉を聞いたことがありますか?
フレイルとは、加齢や病気などによって身体的・精神的なさまざまな機能が徐々に衰え、心身のストレスに脆弱になった状態のことです。
特に高齢者は生活習慣病などのさまざまな病気を抱えているケースが多く、
心身機能の低下と相まって生活機能が落ちたり、心身の脆弱性が加速されたりする危険性が高いことが知られています。
一方で、フレイルは完全に介護が必要な状態ではなく、
適切な生活改善や治療などを行っていくことで生活機能が以前の状態に改善する可能性があるのです。
つまり、フレイルとは、健康な状態と介護が必要な状態との中間地点にある状態のことなのです。

 

フレイルとオーラルフレイルの関係

歯の喪失防止から健康長寿を支える「8020運動」に続く新たなコンセプトとして、
「オーラルフレイル」の啓発活動が現在盛んに進められていますが、皆さん耳にしたことがありますでしょうか。
オーラルフレイルは、老化に伴うお口のさまざまな機能の衰えが、
最終的に食べる機能の障害につながるというプロセス全体を示す大きな枠組みで、
全身のフレイルやサルコペニア(筋肉量が減少して筋力低下や、身体機能低下をきたした状態)を
引き起こす要因として口腔機能の維持・向上の重要性を示した概念です。
実際、オーラルフレイルの高齢者は全身のフレイルに移行するリスクが高くなることなどが、
これまでの研究でも明らかにされています。

オーラルフレイルは、お口の健康に対する関心の低下や、お口の些細なトラブルから始まり、
次第に食べる機能自体が低下したり、食事摂取量が低下していきます。
進行すると低栄養や摂食嚥下障害になるリスクが高まるだけでなく、
ひいては要介護の原因にもなります。
しかし一方で、オーラルフレイルもフレイルと同様に意識的に介入することで、
早い段階であれば失われつつある口腔機能を改善することが可能です。
悪化して望まない結果に繋がらないよう、
見逃されやすい症状に早めに気づき、対応することが求められています。

早期発見のためにも、定期的なお口の中の検診が必要不可欠です。
自己解決するのではなく、まずは専門のスタッフにご相談ください。

当院では皆様のご来院を心よりお待ちしております。