フッ化物の取り入れ方について

皆さんこんにちは。東京都品川区大井町にある大井町駅前歯科クリニック院長の大倉です。

 

皆さんはフッ素が一体歯にどのような効果をもたらしているかご存じですか?

日本で行われているフッ化物応用は「局所応用」といって、歯やの中に直接フッ化物を用いて、
むし歯予防作用を発揮させる方法です。
方法は大きく2つに分かれ、歯科医院で時々高濃度のフッ化物を歯面に塗布する方法と、
自宅でフッ化物洗口をしたり、フッ化物配合歯磨き剤を使ったりして低濃度のフッ化物を頻回に応用する方法に分類できます。

高濃度フッ化物は歯を強くし、低濃度フッ化物はむし歯になりかかったところを
再石灰化によって治してくれるため、年齢に応じて組み合わせることをおすすめします。

 

歯科医院でしかできない高濃度フッ化物塗布

高濃度フッ化物は、日常使用する歯磨き剤などに含まれるフッ化物の約10倍の9,000ppmで、
歯科医院でしか使用が認められていません。
高濃度のフッ化物塗布剤を歯面に3~4分間塗布することで、歯の表面につくられた
フッ化カルシウムからフッ化物イオンが放出され、歯の結晶であるヒドロキシアパタイトを
酸に溶けにくいフッ素化アパタイトに変えます。(酸抵抗性の向上)
しかし、この反応は歯の表面に限られる上、少しずつ消失しますので、
定期的に歯科医院を訪れて、繰り返し塗布を受けましょう。
塗布後、だ液は飲み込んでも構いませんが、
30分間は飲食や洗口をしない方がフッ化物が安定します。
また、リン酸酸性フッ化物(APF)で塗布した日は(特に塗布した直後)、
歯に色がつくのを防止するために、カレーやウーロン茶など色素の強い飲み物や食べ物の摂取を控えましょう。

自宅では低濃度フッ化物を組み合わせて使う

日常使用するフッ化物配合歯磨き剤や洗口剤には225~1500ppm程度の
低濃度フッ化物が含まれています。
この場合、応用後に歯表面に残ったフッ化物が、歯が溶けるのを抑える作用(脱灰抑制)と再石灰化を促進します。
しかし、多くは唾液によって洗い流されてしまいます。
そのかわり、口腔の粘膜に残ったフッ化物が少しずつ放出されて、
歯表面の脱灰抑制と再石灰化の促進を継続します。
粘膜上に保持されたフッ化物もいずれは消失しますので、フッ化物洗口は1日に1回、
フッ化物配合歯磨き剤は1日に2回以上使用するとよいでしょう。
このように、高濃度と低濃度フッ化物とではむし歯予防作用が異なるので、両方とも取り入れましょう。

 

自宅でのケアと、当院での定期検診で、むし歯のない衛生的な口腔を目指しましょう。
ケアの仕方で不明点等あればどうぞご相談ください。
スタッフ一同、みなさまのご来院を心よりお待ちしております。

 

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