入れ歯に慣れるには

皆さんこんにちは。

東京都品川区大井町にある大井町駅前歯科クリニック院長の大倉です。

入れ歯は一人一人のお口に合わせて技工士さんによって精巧につくられます。
しかしながら作りものなので、口に入れてからはご自身で練習することが大事です。
まずは慣れることからが第一歩になります。
しばらく使っていくうちにきっと、『体の一部-人工臓器』として活きた入れ歯となります。

 

入れ歯に慣れる

まず、入れ歯をはめる時は水で一度濡らしてください。
そして入れ歯をはめたり、外したりするときは必ず手で丁寧に行ってください。
歯で噛んではめてしまうとクラスプ(固定する金属の部分)が折れてしまう原因となります。
慣れると簡単にできますが、最初は鏡を見ながら練習してください。
いままで口の中になかったものですから、初めはもちろん気になって外したくなると思います。
しかしまず1日我慢してみてください。

・だ液が出やすくなる
・歯や歯肉が少し締め付けられているような感じがする
・話しにくい
・熱や味覚に対して少し鈍感になる
・気持ちが悪くなったり、吐き気をもよおすことがある

という症状が正直初めはあると思います。
これらは2~3日もすると慣れてきます。
しかし、痛みや強い症状が出る場合はすぐ歯科医にご相談ください。

大切なのは練習と慣れです。
例えば、皮の厚い足でさえ、新しい靴を履くと靴擦れをおこすのですから、
口の中の柔らかい粘膜の上に硬い入れ歯をはめて、
上手く噛めるようになるにはそれなりの練習を要します。
自分から、入れ歯に慣れようとする努力を怠らないことが大切なポイントです。

 

上手なトレーニング方法

①食事練習

最初は柔らかいものや、小さく切ったものを奥歯でゆっくり噛んでください。
入れ歯の前後で噛むと、入れ歯が動いたり、前歯部の粘膜や
顎の骨に負担がかかりすぎることがありますので注意しましょう。
奥歯で左、右と両側均等に噛むようにしてください。
そして段々と固いもの、大きなものに移していく段階で
入れ歯に調整も並行して行います。
かなり慣れるには1カ月、ほとんどのものが食べられるようになるには3カ月の期間を要するでしょう。
無理な使い方を避けて、ひとつひとつ段階を経て練習を続けていくことが大切です。

 

②発声練習

入れ歯をして、ごく初めのうちは話しにくく、また自分の声でないような感じがしますが、
これはまもなく慣れてきます。
まず発音しにくい『サシスセソ』『タチツテト』などの発声練習をしましょう。
また、大きな声を出して、新聞や本を読むのも良い方法です。
はっきり言えるようになるまで繰り返し続けてください。
さらに練習中鏡の前で、顔の表情を観察してみるのも良いでしょう。
いつの間にか歯が抜けたままの時よりも良い発音ができるようになります。

 

次回は入れ歯の取り扱いに次いでごしょうかいい