こんな人はリスクが高い!歯周病6つの予備軍

皆さんこんにちは。

東京都品川区大井町にある大井町駅前歯科クリニック院長の大倉です。

 

歯周病は「歯周病菌」が歯を支える骨を溶かし、最後には歯が抜けてしまう病気です。
次のような方は、歯周病菌が増えたり、歯周病菌に対抗する力が弱まるため、十分な注意が必要です。

 

1.喫煙者

「喫煙者は歯周病リスクが約5倍」というデータがありますが、
たばこはお口にとってマイナスしかありません。
また、歯肉が硬く血行が悪くなるため、歯ぐきが腫れたり出血しにくくなります。
なので気づいたころには歯を支える骨が半分以上溶けていたということもあります。

 

2.薬の副作用

薬によってだ液が出にくくなるなど、お口に影響のある副作用を持つものがあります。
だ液には、細菌やウイルスを退治してくれる作用があるため、
だ液が出にくくなることで歯周病のリスクが高くなります。
薬の情報をしっかり確認し、不明な点はお気兼ねなくご相談ください。

 

3.糖尿病

歯周病は糖尿病の合併症のひとつとされており、
さらにお互いを悪化させる関係にあることがわかっています。
歯周病予防や治療が糖尿病の悪化を防ぎ、治癒につながります。

 

4.不十分な歯みがき

歯みがきが不十分な方は、確実に歯周病菌がお口の中で増殖してしまいます。
また、歯ブラシだけでは4割もの磨き残しがあると言われており、
「フロス」や「糸ようじ」や「歯間ブラシ」も使用しないと、
しっかり細菌を減らすことはできません。

 

5.口呼吸

普段から口で呼吸する方は口の中が乾燥しやすくなり、
「だ液」が少なくなります。
だ液には抗菌作用や細菌を洗い流す作用がありますので、
口呼吸によりだ液が少なくなると歯周病菌を増大させやすくなってしまいます。

 

6.妊娠中・閉経前後

閉経前後は、「慢性剥離性歯肉炎」という歯ぐきの炎症を引き起こすことがあります。
また、妊娠中はホルモンの影響で歯肉炎を起こしやすくなります。
さらに、お口の細菌が血流に入り込み、全身に回ると、
早産・低体重児出産のリスクを高めてしまいます。

 

お口の中は、普段からどんなに歯を磨いていても、自分ではとり除けない
最近の温床(バイオフィルム・歯石)が必ずできてしまいます。
これを確実に取り除くのは、医師・歯科衛生士による「プロフェッショナルケア」が必要です。
一生豊かな食生活を送るためにも、ぜひ定期的なプロフェッショナルケアを習慣にしてください。

スタッフ一同、皆様のご来院を心よりお待ちしております。